令和7年度
授業改善推進プロジェクト
【授業改善への取り組み】
本校では、生徒にとってより効果的で深い学びを実現するため、教員が一丸となって授業改善に取り組んでいます。その核となる活動が、授業相互参観です。
【互いに学び合う授業相互参観】
年間2回の実施:全教員が年間を通じて、お互いの授業を参観する機会を設けています。
【幅広い交流】
1 教科間の参観:専門分野を超えて、指導方法や生徒へのアプローチを共有しています。
2 中高間の参観:中学・高校の教員がお互いの指導を参観し、発達段階に応じた教育の連続性を高めています。
3 教科横断的な視点:多様な視点から授業を観察し、各教科の良い点を積極的に吸収し、自身の授業に活かしています。
【授業観察で見られた工夫と学びの様子】
教員間の参観を通じて、実践を共有しています。
(1) ICT活用と理解を深める工夫(高校・数学)
・改善内容と実施方法
電子黒板を通常の黒板と同じ色調の拡張画面として活用し、生徒にとって視覚的に見やすい環境を整備しました 。
・改善のポイント
解答作成における「自然な発想」につながるよう、思考の言語化を促す指導 。
既習事項(数学IAIIBCを含む)とのつながりを明確にし、学習意欲を喚起 。
・主な効果
生徒は高い集中力を持って思考を深め、学習に取り組んでいました 。
お互いの解答を見せ合う活動を通じて、適切な「解答の見方」を修得することが期待できます 。
(2) 主体的・対話的な学びを促す工夫(中学・英語)
・改善内容と実施方法
比較表現を使った質問活動を通じて、生徒が自ら情報を収集し、違いを説明できることを目標に設定しました。
ペアワークで「どちらが好きか」「一番好きなものは何か」といった質問をし合い、自分なりのランキングを作成する活動を実施 。
・改善のポイント
授業の導入では、教師から生徒への質問を通じて前時の内容定着を確認し、その後の解説で生徒が自ら気づきを得られるように促しました 。
・主な効果
指示が分かりやすくスピーディーであるため、生徒が主体的に活動する姿が見られました 。
生徒の声の大きさや音読のスピード、発音から、日頃からの質の高い授業がうかがえました 。
【今後の展望】
これらの相互参観活動を通じて得られた良い実践例は、全教員で共有し、日々の授業改善に役立てています。これからも教員同士の学び合いを深め、「生徒が主体的に、深く学べる授業」の実現を目指してまいります。
文部科学省
DXハイスクール 採択校
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※令和6年度~
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エレベーター棟
このエレベーターは、附属中学校が併設され、中学生に給食を提供するための運搬用として増築されたもので、救急時または松葉杖や車いす等利用者にも対応可能です。